
今日は春の嵐です。みなさん大人しくしてますか?
僕はこの嵐の中、わんぱくな犬達が散歩に行きたがるので行ってきました。
両腕を2匹に引っ張られている時に風が吹いて合羽のフードがとれて「わー」です。
そんなことはさておき、ロアアームブッシュです。
よく「足回りをリフレッシュしたいからショックアブソーバーを交換したい」という相談をもらいます。
もちろんショックも大事なのですが、それと同じくらいロアアームブッシュも大事なのです。
画像を見てわかるようにゴムブッシュがちぎれてます。
通常はヒビが入る程度なのですが、この車両の場合、ちぎれきってブラケット部分が手でクルクル回っちゃいます。
残念な状態です。

どうですか?比較用に並べたのに左右逆のモノを置いてしまうというバカさ加減。
嵐の中、犬の散歩に行くだけのことはあります。
大抵の場合、社外品を使ってブッシュのみを交換するのですが、プジョー106はこのふざけた形状のため、ロアアームの先端部分が後方へ曲がっている場合がほとんどなので丸ごと交換します。
ショックアブソーバーが縦方向を規制しているのに対し、ロアアームブッシュは横方向を規制しています。
経年によってショックのみを交換した場合、まっすぐ走っている時は気持ちがいいのですが、その調子で曲がろうとした瞬間にグニョっといきます。気持ち悪いです。やはり車はトータルバランスなので選んだショックに対してどの程度横方向を規制してあげるかがポイントのように思います。
新車時から足回りに手を入れていない状態で年数が経っているのであれば、タレたショックとブッシュ、それはそれでバランスがとれているのでピンと来ないかもしれませんが、試しにどちらか一方だけを交換してみると僕の考えに賛同頂けるかと思います。
「ダマされたと思ってやってみたらダマされた」なんて事はないはずなので、お金をかける意味を十分理解してもらって気持ちがいい車づくりを提案したいです。
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